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活用したいCanvaのサービス~Company~

活用したいCanvaのサービス~Company~

Canva公式アプリ紹介サイトのサービスを調べる「活用したいCanvaのサービス」シリーズ第8弾。4月から続けてきたこの連載もついに最終回です!!今回はラストの項目「Company」を調査していきます。

前回までの記事

Company

今回注目するのは「Company」のカテゴリにある

  • About
  • Story
  • Careers
  • Media
  • Design Community
  • Contributors
  • Terms and Privacy

の7つです。

「Company」の項目は「サービス」というよりはむしろ「情報」のページになっています。デザインの際に参照すことは少ないかもしれませんが、折角のよい機会なので一つ一つ簡略に紹介していきます。

About



こちらはCanvaについてのランディングページです。大きく3つの見出しで紹介されています。


Design presentations, social media graphics, and more with thousands of beautiful layouts.
プレゼンテーション・ソーシャルメディア・グラフックス、その他何千もの美しいレイアウトをデザインしよう
It has everything you need for amazing design.
あなたの素敵なデザインに必要なもの、全てを用意しています
Canva is used and loved by millions of people around the globe.
Canvaは世界中で多くの人に使われ、愛されています

完成されたデザインは100万以上、ユーザーは10万以上、Canvaを使い始める人は1日に1790人(2018年7月現在)と表記されています。日本国内だとあまり実感はありませんが、元々外国のサービスということもあり世界中のいたるところで使用されている様子が伺えます。


Story



「Story」ではCanvaの歴史について書かれています。1ページがとても長いので、こちらを読めばかなり綿密にCanvaを知ることができそうな予感。早速クローズアップしてみましょう。


2012年7月16日 Canvaの始まり

Canvaの設立のきっかけは、元々教授だったMelanie Perkinsが大学でグラフィックデザインを教えていた時に、学生たちがデザインの基礎に苦戦していたことだそうです。その後共同設立者のCliff Obrechtと提携して、年賀状を簡単に作成できるオンラインデザインツール「Fusion Books」を立ち上げました。そして彼らはすぐに、開発したその技術をはるかに広く使用できることに気付き、より深く調査したのちに技術の共同設立者であるCameron Adamsと共にCanvaを立ち上げました。

2013年3月3日 アメリカとオーストラリアの大手投資家から360万ドルを調達

オーストラリアでスタートしたCanvaは、Matrix Partners、InterWest Partners、500人のスタートアップなど、オーストラリアとアメリカのトップ投資家から300万ドルのシードラウンドを調達しました。

2013年8月26日 ベータ版を発表して信じられないほどの反応を受けた

Canvaが世界に送り出され、誰もが美しいデザインを作成できるようになりました。マーケティング担当者、ブロガー、企業のオーナーがデザインするためにCanvaに集まりました。

2014年1月1日 150,000人が集まってCanvaを広めた

ユーザー数は15万人に達し、一般公開されました。

2014年4月1日 チーフエバンジェリストの川崎氏が参加

元Appleのエバンジェリスト、カワサキ氏がCanvaに加わり、Appleから有名なタイトルを復活させました。

2014年7月22日 Canvaが「デザイン」ボタンを発表

Canvaは、サードパーティのウェブサイト用の簡単な新しいプラグイン「Canva Button」を発表し、ユーザーは独自のグラフィックスを作成できるようになりました。

2014年8月1日 マニラで事務所を開始

フィリピンで事務所を始めて、信じられないほどの顧客の幸福やデザイン、マーケティングチームを持ち込みました。

2014年10月15日 iPadアプリを発表して指先で素晴らしくシンプルなデザインを実現した

CanvaのiPadアプリが始まり、外出先で素晴らしいグラフィックスを簡単に作成することが可能になりました。

2014年10月30日 ユーザー1万人達成

プレゼンテーションやソーシャルメディアの投稿、招待状などを作成したユーザーが100万人に到達しました。

2014年11月6日 デザインスキルを学びたい人のためのデザインスクールを立ち上げる

世界の視覚リテラシーを高めるために設計された新しいプラットフォームやワークショップシリーズ、教師向けリソースハブを含むCanva Design Schoolを発表しました。

2014年11月18日 プロデザイナー向けにデザイン市場を発表

プロのグラフィックデザイナーがいつでもレイアウトに貢献し、報酬を得ることができる市場を開設しました。

2014年11月26日 素晴らしいデザインを共有したり発見したりする新しい方法を発表

共有したり発見したりする新しい方法を発表し、人々がデザインを公開したり、友人をフォローしたり、新しいデザインストリームを通じて他の人と交流することを可能にしました。

2015年8月10日 Canva for Workのユーザーが4万人に達し、企業のデザイン方法を改革した

個人や組織が一貫して、効果的で安価なグラフィックデザインを作成できるCanva for Workプラットフォームに予期される多くのことを明らかにしました。

またページには略歴だけでなく、チームに加わった一人一人のプロフィールがメッセージ付きで紹介されています。それぞれデザインに対する熱意と勢いを感じるものになっていることからも、Canvaがここまで事業展開を続けてきた理由が垣間みえてきます。


Careers



一見リクルートのページともみて取れる「Careers」は、Canva社内の様子や組織体系が紹介されています。開発チームは以下のように区別されているようです。


  • Engineering
  • Design
  • Data Science
  • Product Management
  • Digital Marketing
  • Talent Acquisition

Media


Media


ナビゲーションは「Press coverage」「Announcement」「Blogs」「Media kit」の4つ。トップページではPress coverageが表示されています。それぞれ、Canvaの取り組みについて取り上げられたニュース記事や掲載情報などが閲覧でき、サービスが紹介されたYoutube動画へのリンクもまとめられています。


また「Media kit」からはCanvaにまつわる素材写真をダウンロードできるようです。現在は種類が限られているのでこれから増えていくと思われますが、写真にもこだわりのあるCanvaらしく、爽やかで高画質なものが揃っています。


Design Community



「Design Community」Canvaに情熱を持ったデザイン業界のリーダーを紹介するページです。現在は11のパートナーが掲載されています。詳細ページに飛ぶと、それぞれのパートナーにお問い合わせすることも可能です。


またそれぞれの出身地をさらっと確認してみると、オーストラリアはもちろんフランスやアメリカ、韓国など幅広くコミュニティが築かれているのがわかります。


Contributors



Contribute your high-quality images and illustrations and earn royalties immediately on every purchase.
あなたのハイクオリティな画像やイラストを提供して、毎回報酬を獲得してください。

「Contributors」は、先ほど「Story」の項目で2014年11月18日に始まったサービスとして紹介した「プロデザイナー向けにデザイン市場」です。プロのデザイナーや写真家が素材を提供して、Canvaのサービスに貢献することができます。手順については以下のように記載がありました。

①Sign up as a contributor
Join a community of talented photographers and illustrators, and make money doing what you love.
登録
有能な写真家やイラストレーターのコミュニティに参加して、好きなことをしてお金を稼ぎます

②Share your work
Check out our contributor guide for details.
共有
詳細については提供しゃガイドをご覧ください

③Earn money
Fair and clean licensing makes it easy to see a return on your work.
報酬を得る
公平できれいなライセンスによって、簡単に仕事のリターンをみることができます。

ちなみに現在は世界中に179人の提供者がいるようです。


Terms and Privacy



ページを開いてみると英文がズラリ!何かと思いきや利用規約でした。ここで翻訳するのも…ということでこのページについては紹介のみにしておきます。


まとめ

さて、以上をもってCanva公式アプリ紹介サイトのサービスを調べる「活用したいCanvaのサービス」シリーズは終了です。元々は「アプリサイトのサービスはグラフィックツールに比べて認知度の差があるのでは?」という仮定から始まったこの連載。自分も調べていくうちに意外な機能や今後活用していきたいサービスと出会うことができ、以前よりも一層Canvaに対して愛着が生まれました。この連載は終わりますが、今でもCanvaについて書かれている記事を読んで知らなかったことを発見することもしばしばあるので、Canva関連でストックしていきたいことはまた書き残していけたらと思います。


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