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a-blog cms Training Camp 2018 Springが終了しました

5月18-19日に名古屋にて開催された「a-blog cms Training Camp 2018 Spring」に参加しました。(※主催側なので参加という表現が適切かどうかは分かりませんが。)

今回は入社して初めてのLTを控えていたということもあり開始前は不安などもありましたが、イベント特有のアットホームな雰囲気に助けれられ、両日とも楽しみながらa-blog cmsの知識を深めることができたと思います。

セッション

全体的にボリュームがあるので簡潔に振り返っていきたいと思います。考察と言うよりは感想です。またタイトルはタイムテーブルのものを参考にしていますので、実際のものとは異なる部分もあるかと思います。ご了承ください。

「a-blgo cmsのきほん」川邉さん

私が以前わかりやすさに感動したスライド「a-blgo cmsのきほん」の生みの親…!今回もスライドがほとんど手書きで構成されており、それだけでもプレゼン自体の印象がずいぶん優しくなるなあと感じました。

タイトルには「きほん」とありましたが、今回はキャンプ参加者(=ヘビーユーザー)向けに位置情報を使った宝さがしゲームの実装の裏側をお話しされていました。「サイト制作」となるとどうしても読み物に対して受け手が能動的になってしまう印象があったので、今回のようにアクションを起こすことができるサービスは新鮮でした。

「a-blgo cmsプロトタイピングとAdobeXD」田村さん

a-blog cmsエバンジェリストの田村さん。実は合宿前にひと通りエバンジェリストさんを確認して臨んだのですが、HPの写真と雰囲気が変わられていたので教えていただけるまで分かりませんでした…。(すみません!)

adobeXDを使ったプロトタイピング、個人的に参考にさせていただきたいと思ったのは「オブジェクト名はクラス名でつける」という部分です。その他にもお勧めのウェブツール紹介で取り上げられていた「Zeplin」と「BrowserStack」は、今後少しずつ利用していきたいなと。ウェブ上のサービスは説明部分が英語なものも多くあり自分だけでは見つけづらいので、こうして教えて頂けたのはとてもありがたかったです。

「事例紹介(仮)」才木さん

ペコマガのサイト構成の裏側をお聞きしました。なんともかわいらしい、そして活気のあるウェブマガ…!というのが訪問した時の第一印象です。ログイン画面のデザインもサイトと統一されているとのことで、実際にログイン画面も覗かさせて頂きました。このような細部のこだわりは自分もいつか取り組んでみたいです。カスタムモジュールのチェックにあった「ピックアップ」などは、ウェブマガならではの「運営を効率的にする工夫」だと思います。

「はじめましてGazi工房です。~自己紹介と導入実績について~」原さん

原さん改めがじろうさん。Gazi工房のお二人は初めてのご参加とのことで、今回どのようなセッションをされるのか個人的にとても気になっていました。jimdoは唯一私が大学時代から知っていたCMSということもあり、a-blog cmsとの使い分けのお話には思わずのめり込んでしまったり。

またがじろうさんの口からの「おしょうしな~」のギャップ…!このような方言のお話が盛り上がるのも、参加者が全国から終結するイベントの醍醐味だと感じましたね。

「2.8を使った自治体サイト事例紹介」山田さん

山田さんもa-blog cmsエバンジェリストのおひとりです。まず最初にプレゼン力にとても魅了されました。声のトーンや構成などの技術面はもちろんのこと、プレゼン時の空気作りがすごく丁寧で…。言葉で表現しようとすると難しいのですが、安定感とともに惹かれるものがある方だなあと思いました。

内容は自治体サイトの構成について。こなした案件数が少ない私には「自治体サイトだからこその制約」というものがまだピンと来ないのですが、デザイン以前…構成の段階にアプローチしたカスタマイズで対応することもできるのだなと。私が今まで不可能だと思っていたことを可能にする方法があることを知り、a-blog cmsの奥深さを一層感じました。

「LPチャレンジ~zeroichi_lpを使って限られた時間の中で作ります~」稲葉さん

ここから2日目のセッションになります。余談ですが「zeroichiworks」、すごくかっこいいネーミングですよね。タイプです。

セッション内容はタイトル通り、zeroichi_lpを使ってリアルタイムでLPを完成させるというものでした。zeroichi_lpとは、「基礎を10分ほどで構成してしまい、あとはCSSで整えるだけ」にも関わらず、サンプル1サンプル2のようなオシャレなデザインのLPが完成するテーマとのこと。またこちらのデモサイトがそのまま商品のLPになっている点、訪問者にとってはすごくイメージがしやすいのではと思いました。zeroichi_lpは、今後増えていく(かもしれない)a-blog cmsのプレミアムテーマの先駆け的な存在になるのではないでしょうか。

「事例紹介:住宅情報ポータル『いえズーム』の裏側お見せします!」口田さん

口田さん改めうぇびんさんもまたa-blog cmsエバンジェリストのおひとりです。個人的にTwitterでお世話になっていたので、今回やっとお会いできて光栄でした。

内容はタイトル通り「いえズーム」の裏側のお話だったのですが、記憶の限りオフレコ部分が多かったので詳しく言及するのは控えます…。それにしてもさすがa-blog cmsを知り尽くしたといっても過言ではないうぇびんさん。地理的事情や利用料区分を組んでの構成なども配慮されており、とても高度なことをされていた印象でした。

「管理画面のカスタマイズでできること」坂本さん

なんといってもちゅーるTシャツのインパクト!大阪の魂を感じました。(伝わる人のほうが少ないのかもしれませんが。)ちょっと衝撃が過ぎたので、セッション後に写真に収めさせて頂きました。ありがとうございました。

「カスタマイズでできることというよりは僕ができなくなったこと」と最高の掴みから本編がスタート。それでも内容は至って実用的で、ユニバーサルデザイン的な観点を含んでいました。特に固定されたエントリーの保存ボタンには会場からも感嘆の声が。ささいなことですが、一か所仕様を変えるだけで効率は全く変わってくるのかもしれませんね。

「ブログによくある「目次」を追加してみよう」勝又さん

ブログによくある「目次」、私もいつかは挑戦したいと思っていたので非常に興味深く聞かさせて頂きました。手入力で追加する方法ではなく、見出しを追加したら自動的にリスト化されるカスタムユニットのお話。個人的に、是非先ほどの坂本さんの固定保存ボタンとともに公式化されてほしいなあと思います。(その前に自分で挑戦するのが前提ですが。)

「ユーザーセッション(当日募集枠)」ハムさん

発表者本人の方はたまったものではないのでは…と思ってしまいますが(汗)このような急遽セッションのいいところは、前日の発表を組んでのお話が聞けるところではないかなと思います。今回は田村さんと山田さんのお名前が上がっていました。急ピッチの中でもしっかりとスライドを準備して臨まれたハムさん、見習いたいです。(私は今回スライド作成にものすごく時間かかってしまったので…。)

個人的に気になったのは勉強会SaCSSのお話。SCSSと綴りが似ているので由来はいかにと思いきや、「Sapporo.CSS」の略だそうですね。WCANとはどのように雰囲気が変わるのでしょうか。

自分の発表について

また冒頭でも触れましたが、今回のキャンプで初めてLTを経験させていただきました。タイトルは「どう伝える?a-blog cms」。a-blog cmsを全く知らない人に伝えるためのステップを、自身の経験とデザイン的観点から考えて発表しました。

本イベントの参加者の大半はヘビーユーザーだということは重々承知していたので、技術面などでは教えて頂くことしかないのですが、今回のLTを通じて皆様に少しでも初心者が見ている景色をお伝えできていればと思います。



まとめ

a-blog cms合宿はかずみちさん曰く「一年で一番大事なイベント」。そのようなイベントに主催側で関わり、また実際にユーザーの皆様を目の前にしたことで、アップルップルの社員として一層身が引き締まる思いでした。至らない点も多々あったかとは思いますが、皆様の活気、そしてアットホームな雰囲気に助けて頂きました。今回のイベントでお世話になった全ての方へ、感謝申し上げます。

a-blog cmsに関してはまだまだ習得しなければいけないことばかりなので、今後はハンズオンなどで実践を重ね、来たる秋のキャンプではサポート側として力になれるよう精進します!


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